2008年秋から日本の一部のレストランだけで提供されていたKenzo Estateのワインがついに米国でもオープンになり,5月1日にワイナリを開いたようです(SFクロニクル紙の記事)。

畑の管理者にDavid Abreu,ワインメーカーにHeidi Barrettという豪華な布陣で作るここのワインですが,2008年からの不況が高額ワインに厳しくのしかかる昨今,記事はかなり辛口です。

Kenzo Estateのワインは60~75ドルでの提供を予定していますが,75ドルは厳しすぎるとか,40ドルを超えるワインには割り込む余地がないとか,いろいろ言われています。AbreuとかBarrettといった名前がある程度有効かもとちょっと救ってあげてはいますが,全体のトーンとしては売れないだろう感がひしひし。

金持ちの道楽なら売れる売れないより満足出来るワインができるかどうかなのでしょうけど,どうなのでしょう。