ワインを飲むと頭が痛くなったり鼻が詰まったりする人がいます。その原理についてはよく分かっていなかったのですが,アレルゲンが発見されたというニュースがありました(Mysterious allergen in wine that causes headaches, stuffy noses identified)。

ワインによるアレルギーは8%程度の人で起こるそうで,そのうち1%分は二酸化硫黄由来のものであることが判明していましたが,残る7%については分かっていませんでした。今回,醸造中に自然に発生するグリコプロテイン(砂糖コーティングされたタンパク質)が関係しているらしいことが分かったそうです。

今回,イタリアのシャルドネから28種のグリコプロテインが発見されたとのことで,その中には今回初めて見つかったものもあったとか。その構造が既知のアレルゲンと似ているそうです。

本ブログでは以前「赤ワインによる頭痛を防ぐ方法を発見?」という記事を載せたこともあります。今回との関係は不明です。