サンフランシスコの市内でブドウを植えてワインを作るプロジェクトが進んでいます(SF viticulturists take urban winemaking to new level by growing grapes in the city | Other News | San Francisco | San Francisco Examiner)。Neighborhood Vineyardsというこのプロジェクト、Elly HartshornとJenny Sargentというカップルがはじめたもので、サンフランシスコのBernal Heightsの南向け斜面に昨年ピノ・ノワールを植え付けています。

最初の収穫は2016年の見込み。サンフランシスコでは19世紀からワイン作りが行われていましたが、1906年の大地震以降絶えてなくなっていました。110年ぶりのワイン作り復活ということになります。

場所はサンフランシスコの南部。280号と110号が交わるところの近くです。畑からも280号を通る車の音がよく聞こえるとのこと。以前はゴミ捨て場だったというから、あまり環境がいいところではなさそうです。

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土壌も砂地で粘土も多く、60cmくらい下には極めて固く、ブドウの生育には向かないチャートの層があるといいます。

ピノ・ノワールを選んだのは、ソノマ・コースト並みに寒いサンフランシスコで生育するということと、根が縦よりも横に広がる傾向があるという理由だそうです。

なかなか難しいプロジェクトだとは思いますが、うまくいけばMoragaのような都会のプレミアムワイナリが誕生するかもしれませんね。