先日、サンタ・バーバラのところから目についたワインを紹介しましたが、パソ・ロブレスではどうでしょうか。

今回は満点はないもののL'aventure(ラヴェンチュール)から99点が、またSaxum(サクサム)から97点以上のワインが大量に出ています。どちらのワイナリも日本に輸入はされていますが、コンスタントに入ってきている状況ではなく、銘柄も限られています。

特に、サクサムは以前7000円程度で多くのワインが売られていたことを考えると、現在の3万円近い価格は、実勢通りとはいえ、ちょっと引いてしまいます。

下のワインは以前輸入されたもの。現在では考えられない超お買い得です。


このほか96点以上のワインを出しているワイナリーはBooker、Epoch、Clos Solene、Torrin Torrinといったところ。いずれも日本への輸入はありません。

日本に輸入されているワインをいくつか見ましょう。

Foxgloveは2012年のカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネ、ジンファンデルがレビューされています。カベルネが85点、シャルドネは89点、ジンファンデルは88点。価格を考えればシャルドネとジンファンデルは十分な点数です。ただし、シャルドネは現行輸入ヴィンテージは2011です。


インポーター紹介で取り上げたアイコニックは、パソ・ロブレスの複数のワイナリを取り扱っていますが、アデレーダ、バレル27、ミクプライスの3ワイナリが今回レビューされています。ただし、これも現在輸入されているものとはヴィンテージ違いです。

例えばアデレーダのロゼ2013年が89点。バレル27のライト・ハンド・マン・シラー2012が90点。ミクプライスではアルタス・ヴィーナスという赤ワインが92点、ビューティフル・アースという赤は94点を取っています。


パソ・ロブレスはまだ日本から見ると未開の土地のようです。