ナパのスプリング・マウンテンにあるワイナリGuilliams(グイリアムズ)を中国系資本のワイナリーKieu Hoang(キュー・ホアン)が買収することが9月18日に発表されました(Kieu Hoang Winery Acquires Guilliams Vineyards -- NAPA, Calif., Sept. 18, 2014 /PRNewswire/ --)。

参考:Guilliams Vineyards: Spring Mountain山中に佇む隠れ家のようなワイナリ

グイリアムズは参考記事にもあるように、スプリング・マウンテンの隠れ家のような小さなワイナリ。キュー・ホアンは最高のカベルネ・ソーヴィニヨンを作るという目的のために買収したとのことです。前オーナーのジョン・グイリアムズはコンサルタント兼ワインメーカーとして残るそうです。

キュー・ホアンは、これまでワインのほとんどを中国向けに輸出しています。今年6月にはカーネロスにあるマイケル・モンダヴィのプロパティを購入し(「マイケル・モンダヴィがワイナリ施設を売却」を参照)、米国向けにも販売を始めています。

ワイナリーのサイトを見るとワインの名前に「Kamikaze」(神風)や「Tennnobudo」(天のブドウ)「Kogo」(皇后)「Kotaishi」(皇太子)といった日本語由来と考えられるものが付けられています。

グイリアムズのところで作るワインはTennnobudoで使われる見込みとのことですが、このシリーズのボトルはまるでウイスキーのような角ばったこの。ちょっとイメージがわきません。