Wine-searherに「パーカー100点」のワインについて分析した記事が載っていました(Perfect Parker Scores Keep On Coming | Wine News & Features)。

Wine-searcherによるとWine Advocate誌でこれまで100点がついたワインは511本に及ぶとのこと。2013年には102本が100点を得ており、2014年も10月までで69本が満点の栄誉を受けているとのこと。おそらく年末には昨年に並ぶレベルにまで増えることでしょう。

5年前には年間の満点本数は38本、10年前にはわずか17本だったことを考えると昨今のインフレ気味な満点がよくわかります。

地域別に見るとローヌが107本でトップ、カリフォルニアは97本で2番め、3番めはボルドーで86本でした。

満点の価格への影響を見るとシャーブの「2003 Hermitage Cuvée Cathelin」は2518ドルだったものが1本5270ドルにまで値上がりしたとのこと。これは極端な例にしても、価格上昇に寄与しているのは間違いないところです。

レビュワーについて見てみると、ロバート・パーカーが100点を与えたというのが一番価値があります。一方で、多くの消費者はWine Advocate誌とRobert Parkerを区別していないというのも事実なようです。

また、パーカーを非難する人が多くいる一方で、100点を取ったワインは一番検索されているとのこと。