ナパの老舗ワイナリーNewtonの再生をオーナーであるモエ・ヘネシー社が明らかにしています(Moët Hennessy Maps Out Ambitious Plans For Napa’s Newton Vineyard)。

それによると、同社はニュートンを「ナパ・ヴァレーのカベルネでトップ5、6のワイナリーに入るように再生したい」とのこと。そのために、製品の数を絞り、アンフィルタードのシャルドネとカベルネ、上級キュベのパズルなどに注力するそうです。

また、アンフィルタードのカベルネでは、自社のスプリング・マウンテンにある畑のほか、モエ・ヘネシー社傘下のシャンドンが持っているマウント・ヴィーダーやヨントヴィルの畑のブドウも使うようにします。天候不順などの畑のリスクヘッジを目的としているようです。

ニュートンといえば、ナパの歴史には必ず登場する名門ワイナリーです。リック・フォーマンやジョン・コングスガードなど歴代のワインメーカーは超一流ぞろい。高品質なメルローやアンフィルタードのシャルドネなどで知られています。創設者の妻であるスー・ファ・ニュートンはファッションモデルなどの多彩な経歴で知られており、ニュートンの顔となっています。

確かに一時ほどは品質で注目されなくなった感はあります。再生プランはうまくいくのでしょうか。