まだ飲んだことないのですが、最近気になっているのがオレンジワインです。白ワイン用のブドウで、赤ワインを作るときと同様に、果皮も一緒に醸造したもの。白ワインよりもタンニンが強く、独特の味わいになるようです。

オレンジワインの生産者の多くはいわゆる「自然派」のワイナリーです。

先日、山本昭彦さんのブログで取り上げられていたのはスコリウム・プロジェクトのワイン。ソーヴィニョン・ブラン100%で作られています。
色調はややオレンジがかった程度。濁っている。オレンジの皮、ブドウの種、酵母の香り。上品でほのかな甘み。余韻に苦みが残るが、アクセント程度。グラヴナーほど強烈ではなく、いいバランスを保っている。コクとウマミがあり、グラスがどんどん進むタイプの軽やかな味わいだ。ナパのはずれスイサン・ヴァレーのブドウを使っている。
ナパの自然派、スコリウム・プロジェクトのオレンジワイン


スコリウム・プロジェクトはSFクロニクルの記者ジョン・ボネによる「The New California Wine」にも大きく取り上げられた先駆的なワイナリーです。



このほか、カリフォルニアではありませんが、オーストラリアのワイナリー「ヤウマ」の「無理しないで」というワインも気になっています。かのネッド・グッドウィンの会社が輸入しているワインです。ワインメーカーのジェームズが日本に来たときに、日本人があまりにも真面目にワインを飲んでいるのに驚いてこの名前を付けたとか。

どちらもかなり「とんがった」ワイナリーです。このところ諸事情によりワイン購入を差し控えていますが、再開時にはぜひ飲んでみたいワインです。