カリフォルニアでワインに、飲水に許容されているレベルの4倍~5倍ものヒ素が含まれるという、集団訴訟が始まりました(Lawsuit claims high levels of arsenic found in some California-made wines - CBS News)。

提訴したのはケヴィン・ヒックスという人。ワインの流通ビジネスに15年携わった後、BeverageGradesというワインの分析をする研究所を作りました。そこで1300本を超えるワインボトルを調べた結果、およそ1/4のワインで環境保護庁が許可しているよりも多くのヒ素が含まれることを発見したといいます。

彼によると、安いワインほどヒ素が含まれる量が多い、という法則があるとのこと。

なお、訴えられた側の1つであるThe Wine Groupは、水とワインの許容レベルを同列に比較することはできない(水の方が飲む量が多いから)と述べています。また、今回一番多く含まれるとしたものも、カナダでワインに許容されている量の半分に過ぎない、とのことです。

火のないところに水煙といった感もありますが、どうなりますでしょうか。