かわばた酒店で「ドメーヌ・ド・ラ・コート」のサンタ・リタ・ヒルズ・ピノ・ノワールが税抜き5000円台で出ています。

IPOBの提唱者の一人であるラジャ・パーのワイナリー。ラジャ・パーはサンタ・リタ・ヒルズにサンディ、ドメーヌ・ド・ラ・コートと2つのワイナリーを持っていますが、サンディが購入したブドウで作っているのに対し、ドメーヌ・ド・ラ・コートは自社畑。サンタ・リタ・ヒルズの中でも海に近く、涼しくて風が強く、石灰岩がある特別な場所です。

参考:IPOBミニインタビューその4――ラジャ・パー、サシ・ムーアマン/サンディ、ドメーヌ・ド・ラ・コート、ピエドラサッシ

ドメーヌ・ド・ラ・コートのサンタ・リタ・ヒルズも、自社畑のブドウだけを使った「エステート」のワイン。ドメーヌ・ド・ラ・コートの入門用としてもいいと思います。50%除梗し、新樽は全く使っていません。アルコール度も12.5%と低いですが、決して薄いワインではなく、力強さとエレガンスを両立した素晴らしいワインだと思います。

IPOBについては、カリフォルニアの良さを殺してワインを作る意味は無いといった非難の声もあります。このワインを飲むとカリフォルニアの良さもきちんと出ていて、なおかつ甘かったりくどくなったりしていないということが理解できるのではないかと思います。ぜひお試しください。