米国の調査会社IRIによると、米国におけるワインの小売で「レッド・ブレンド」がメルローを抜いて2位に上がったそうです(Surging Sales for Red Blend Wines - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。

10月4日までの52週間の販売実績で見ると、「レッド・ブレンド」がメルローを600万ドル上回り、カベルネ・ソーヴィニヨンについで2位になりました。「レッド・ブレンド」はこの期間中14%販売を伸ばしているのに対し、メルローは3%ダウンしているとのこと。

販売量で見ると、トップは今もメルローで990万ケース。レッド・ブレンドは650万ケース。メルローは1本平均5.62ドルだったのに対し、レッド・ブレンドは8.64ドルだったので金額ベースで逆転しました。

レッド・ブレンドの代表的なブランドはApothic、Ménage a Trois、Cupcake、14 Handsといったもの。日本ではあまり馴染みがありません。

ApothicのDark

【アポティックは売っていました】


評論家のスティーブ・アシモフはレッド・ブレンドの流行について、初心者のワイン・ドリンカーが買っているのではないかと分析しています。ちょっと甘めの親しみやすい味付けに、覚えやすい名前、キュートなラベルといったものでコンシューマーが買いやすいワインになっているのではないかとしています。