Wassy'sのブログに「朝ドラとナガサワ」という記事が出ていました。『長沢鼎 ブドウ王になったラスト・サムライ』の著者の多胡吉郎さんがお店にいらして、カリフォルニアの「ブドウ王」と呼ばれた長沢鼎と、大人気朝ドラ「あさが来た」に出てくる五代友厚(才助)との縁を教えてくれたとのことでした。

さっそく本を確認してみました。

もう、びっくりぽんです。

長沢鼎の本に登場する五代友厚

最初に登場する21ページから28ページまではほとんど五代友厚の話です。読んだはずなのにその名前はすっかり頭から抜け落ちていました。

長沢鼎は幕末に薩摩藩から英国に留学した一行に加わっていたわけですが、この留学を藩に建白したのが五代友厚なのです。それだけでなく、建白に先立って長崎のグラバー邸で知られるグラバーと直接かけあって留学を実行に移し、さらには留学生とともにロンドンに渡っているのです。

薩摩藩は五代友厚の建白を受けて開成所を開設して、若者にオランダ語や英語などの学問を教えました。長沢(当時の名前は磯長彦輔)はそこで英語を学んだことで最年少の留学生として選ばれたのでした。

本当に五代さんがいなかったら薩摩藩から英国への留学生もいなかったでしょうし、後のブドウ王も誕生しなかったでしょう。産みの親といっても過言ではないほどの貢献です。

実を言うと「あさが来た」の原案である『土佐堀川』にはそれほど五代さんは出てきません。五代さんが気になる人は『長沢鼎 ブドウ王になったラスト・サムライ』を読んだ方がいいと思いますよ。これはまじです。

参考:カリフォルニアの「ブドウ王」長沢鼎のセミナーに参加しました

ところで、余談ですが、朝ドラとカリフォルニアワインとの関係ということでは、「マッサン」も見逃せません。「カリフォルニアワインを勉強していた『マッサン』」に書いているのでご覧いただけたら幸いです。

残念ながらマッサンこと竹鶴政孝さんは長沢には会っていないようですが、もし会っていたら竹鶴政孝(マッサン)→長沢鼎→五代友厚→広岡浅子(あさが来た)→村岡花子(花子とアン)と、リンクが広がったのにと、さらに妄想が広がりました。