ナパに比べてかなり広いソノマ。業界団体も地域のものなどさまざまありますが、Sonoma Winegrape Commissionというのは、ブドウの生産者による業界団体です。現在のトップは「カリッサ・クルーゼ(Karissa Kruse)」という女性。彼女が狙う物は何かという記事が出ていました(Head of Sonoma Winegrape Commission vows to raise visibility – and prices – for Sonoma grapes | Wine | napavalleyregister.com)。

カリッサ・クルーズ
(写真はSonoma Winegrape Commissionのサイトより)。

で、答えは何かというと、ブドウ価格の底上げを狙っています。ナパと比べると平均価格がかなり低く、それを上げたいようです。

そのために取り組んでいるのがブドウ畑の「サステイナビリティ」。

ナパでは数年前に始まったもので、ソノマは100%達成するとの宣言では先んじたものの、実際には後れを取っているようです。

ナパに比べると、意見を統一するだけでも相当の苦労があるものと思われます。


ライバル視されるナパとソノマですが、広報体勢などの面では、ナパが圧倒的に上回っています。もっとソノマにも頑張ってほしいところです。