ワインライフ株式会社の杉本隆英さんがプロデュースする「シャトー・イガイタカハ」。グレッグ・ブリュワーがワインメーカーを勤める漢字シリーズ(ラベルに漢字をあしらったもの)が有名ですが、それ以外に、ワイナリー名の元となった家紋「違い鷹羽」を使った「家紋」シリーズもあります。

家紋シリーズはさまざまなワインメーカーに依頼して作っていますが、その新作「Tokimeki」はなんとポール・ラトー(Paul Lato)作。家紋シリーズの大部分は白地をベースにしていますが、これは黒地。黒地のものは漢字シリーズと並ぶフラグシップの位置付けだそうです。

Tokimeki

今やグレッグ・ブリュワーと並んでサンタ・リタ・ヒルズ、あるいはセントラル・コーストを代表するワインメーカーになったと言っても過言ではないポール・ラトー。これまで、自身のワイナリー以外にはヒリアード・ブルース(Hiliard Bruce)を手がけていましたが、現在は離れてしまったようです。

今は、それ以外にソーヴィニョン・ブラン専業のGrimm's Bluffというワイナリーや、2、3のレストラン向けにワインを作っているようですが、日本で買えるのはポール・ラトーブランド以外はこれだけになります。

これまでもポール・ラトーでは杉本さんとのコラボで「心」ワインを作って来ましたが(参考:Paul Latoの新作は「心」、シャルドネとピノ・ノワールを試飲ポール・ラトーの「心」に新ヴィンテージ、ソーヴィニヨン・ブランとロゼを追加)、今回は一歩進んでシャトー・イガイタカハ名義でのワインになったわけです。

さて、今回のTokimekiはシャルドネとピノ・ノワールでどちらもヴィンテージは2014年。シャルドネが、シエラ・マードレ(Sierra Madre)とマシャド(Machado)、ピノ・ノワールがジョン・セバスティアーノ(John Sebastiano)とゾトヴィッチ(Zotovich)の畑のブドウを使っています。どちらもニュートラルフレンチオークで16カ月樽熟しています。

このうちマシャドはブリュワー・クリフトンの自社畑で、ポール・ラトーとしてはおそらく初めての扱いです(参考:漢字ワインはエモーショナルなんです――グレッグ・ブリュワー インタビュー後編)。それ以外は、これまでポール・ラトーの単一畑ものとして作られていたり、シエラ・マードレとゾトヴィッチは「心」でも使われていたりします。

出荷は2016年7月1日からでシャルドネが8000円、ピノ・ノワールが1万円。現在、予約特価になっています(Ch.igai Takaha / Tokimeki)。ポール・ラトーのシャルドネ/ピノ・ノワールとしては、安価ですので、この機会に買われることをおすすめします。

なお、杉本さんは、グレッグ・ブリュワーとポール・ラトーのワイン作りについて、以下のようにコメントしています。ご参考まで。

『漢字ワイン』を手掛けるGreg Brewer氏が『何もしない事をする引き算のワインメイク』とするならば、『TOKIMEKI』を手掛けるPaul Lato氏は『出来る限りの事をする施しのワインメイク』と言えるでしょう。