米国でワインドリンカーの主流になったミレニアル世代では、缶入りのワインが広がりつつあるようです(How Wine in a Can and 'Brosé' Are Helping Marketers Appeal to Millennials)。

代表的なブランドの1つがManCan。ワインの中身はカリフォルニアのもので、赤と白、そして泡があります。缶はアルミ製ですが、中にコーティングがしてあり、直接ワインと金属は触れないようになっています。

Fizz is meant for weekends on the beach. #mancanwine #mancan #weekend #fizz

MANCAN wineさん(@mancanwine)が投稿した写真 -



特に、アウトドアやスポーツ観戦などに向けて売っているようです。容量は1つが375mlで、4本パックが16.99ドルと価格も安めです。

Underwoodも缶で人気のブランド。Union Wineというオレゴンのワイナリーが作るピノ・ノワールで、通常のガラス瓶も作りながら、缶にも力を入れています。こちらも容量は概ねハーフボトル。ワインをもっと気軽なものにしたいという狙いがあるようです。2014年に85115ケースだったのが2016年には173810ケースとほぼ倍増しています。

Oregon-based @unionwinecompany sent over some red + white bottles of their Underwood wine as well as their new "wine in a can". Love the packaging! Find out more about them on the blog today.

ミレニアル世代に人気が高いロゼを缶にしたものもあります。The Dropという名前で、こちらは250ml缶。4本で24.99ドルという定価です。ワインはカリフォルニア産。



個人的には缶よりペットボトル、あるいは小型のグラス型ボトルの方が普及するかと思っていましたが、缶が勢いづいている感じがあります。ペットボトルが日本ほど使われていないというのも関係あるのでしょうか。

ともあれ、いろいろなパッケージングが登場している米国は面白いですね。日本でももっといろいろ冒険するところが増えてほしいと思います。