カリフォルニアのワイナリーでも中国人の訪問者が急増しています。彼らに対してどのようにサービスを提供するのがいいのか、についてパネルディスカッションが開かれました(Tips for Welcoming Chinese Winery Visitors - Wines & Vines)。

中国人にとって重要なのは「関係」(グァンシー)であり、後から手紙やスモールギフトを送るなどの関係づくりが大事だとか、「面子」(ミアンジ)をとても気にするから、聞かれたことに対して「No」で答えるのは避けるべきといった、かなり実際的な内容が語られ、日本人が中国人ビジターを迎えるときにも参考になるところが随分あるように思いました。

また、面白かったのは、中国人に人気のワイナリーは15軒(ナパが13軒、ソノマが2軒)あるという話。

ちなみに、その15ワイナリーは以下のものです。

ナパ:エチュード、ヘス・コレクション、コングスガード、ドミナス、ハーラン・エステート、オーパス・ワン、ロバート・モンダヴィ、ハイツ・セラーズ、ベリンジャー、クロ・ペガス、ケイマス、スクリーミング・イーグル、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ
ソノマ:キスラー、マーカッサン

さて、この15軒に共通するのは何だか分かりますか?



答えは『神の雫』に登場したワイナリーだということ。『神の雫』は日本を含むアジアで3億人以上が「ワインのバイブル」として読まれているとのことです。

ちなみにナパ・ヴァレー・ワイン・トレインが登場するのはこの巻です。