6月にナパに行ったときに、試飲したワイナリーの1つがサン・スペリーでした。以前はソーヴィニヨン・ブランなど、ときどき飲んでいましたが、このときの試飲は久しぶり。品質的には昔より向上したのではないかと思いました。

中でも印象的だったのがカベルネ・ソーヴィニヨンの単一畑「ダラーハイド」で、当日のブログでも言及しています(アミーチ・セラーズで「真のアメリカン・バーベキュー」とリーズナブルなワインを堪能(ナパ2日め、その2))。

このダラーハイドの2010年はWine Advocate誌でも95点と非常に高評価なのですが、それがインポーター在庫限定で6000円台(税抜きなら5000円台)で売られています。ワイナリー価格120ドルの半額という、もはやわけのわからないレベル。
ダラーハイド
なおカリフォルニアワインあとりえの野村さんは上記の旅行でご一緒させていただいたのですが、そちらのページでは、私にも言及がありました(笑)。

定評あるソーヴィニヨン・ブラン(こちらもブドウはすべてダラーハイドです)もお薦めです。

サン・スペリーは2015年にシャネルに買収されましたが、経営的には大きな資本を得て安定してこれからの成長が見込めるワイナリーです。また、実は100%エステート(自社畑)のワイナリーでもあります。ナパの自社畑のワイナリーの中では価格も比較的安いと思います(このダラーハイドは特別に安いですが)。


お買い得度ではダラーハイドに道を譲りますが、こちらも非常にコスト・パフォーマンスの高いカベルネ・ソーヴィニヨン。