トランプ米大統領が米国人の雇用を奪っていると、移民に反対なのはよく知られていますが、トランプ・ワイナリーが今月、23人の移民の労働者を4月から10月まで雇うとビザの申請を出していることが判明しました(Trump Vineyard Requests Visas For Still More Foreign Workers | The Huffington Post)。12月に6人の雇用を申請したのに続く、移民の労働者のビザ申請となります。

もちろん、これ自体は悪いことでもなんでもありませんが、労働集約型の産業であるワイナリーにとっては移民の労働者がいないと立ち行かなくなるというのが現実です。トランプ大統領にはぜひその現実を理解してほしいところです。

ちなみに、ワイナリーの運営はトランプ大統領の次男のエリックが担当しており、会社名は「エリック・トランプ・ワイン・マニュファクチャリング」社となっています。ワイナリーのWebサイトには、この会社は「ドナルド・トランプやトランプ・オーガニゼーションに所有も管理も付属もしていない」と書かれています。

しかし、ワイナリーの土地は「トランプ・ヴィンヤード・エステーツ」社が所有しており、この会社はトランプ・オーガニゼーションの不動産部門に属しています。今回のビザ申請もこの会社が出しています。

それから、前の記事でも書いたようにトランプ大統領本人は、アルコール類一切飲みません。アルコール中毒で亡くなった長兄の言いつけを守っているとのことです。
トランプ・ワイン