いくらから上を「ラグジュアリー」ワインとするべきか、という記事がありました(What Price is Luxury Wine? Research Studies Unclear)。

Opus One

「ラグジュアリー」の研究家(そんな人がいるんですね)によるとラグジュアリーなものとは「必要だったり普通だったりというよりも魅力的なもの」だとのこと(なんだか当たり前ですが)。その要素としては、高価、高品質、希少、権威、象徴、特別感を得られること、の6つがあります。近年ではこれにサステナビリティも加わるそうです。

価格による分類は、これまでいくつかの研究がありますが、結果は結構バラバラです。ジーンという人による1999年の研究では50ドル以上を「アイコン・ワイン」としています。

2005年の研究ではラグジュアリーを25~50ドル、スーパー・ラグジュアリーを50~100ドル、アイコンを100ドル超としています。

2016年のオーストラリアでの研究ではウルトラプレミアムが70~99豪ドル(51~72米ドル)、ラグジュアリー/アイコンが100豪ドル(73米ドル)以上としています。

また、ニールセンのデータでは25ドル以上は一括して高級ワインという位置づけです。

そこで、この記事では「手頃なラグジュアリー」を50~99ドル、ラグジュアリーを100~499ドル、アイコンを500~999ドル、ドリーム・ワインを1000ドル~とすることを提案しています。

感覚的にはこれくらいの分類は納得感がありますが、25~50ドルも「ちょっとだけ背伸びワイン」みたいな感じで名前をつけてあげたい気もします。