2016年9月に、Wine Advocate誌としては10数年ぶりに日本酒のレビューを公開し、日本でも大きな話題になりましたが、その後、輸出業者との癒着が明らかになり、結論は白にはなったものの、いろいろグレーな部分が拭いきれない決着になりました。

パーカーの日本酒評価に疑惑、輸入業者と癒着か?
パーカーの「日本酒評価漏洩疑惑」について編集長がコメント、ただし疑惑は晴れず
疑惑のサイトの価格設定に驚愕
Wine Advocate、日本酒リスト漏洩疑惑まとめ
やっと出たWine Advocateの日本酒レビュー漏洩疑公式声明

その顛末は上記のリストを追っていただければわかると思いますが、ともかく疑惑のミレジムはその後の日本酒レビューには一切かかわらないことになっています。なお、疑惑のThe Taste of Sakeのサイトは消されたままになっているようです。また、この件とは関係なく、ル・カヴォーに問い合わせ先について質問をしたところ、ミレジムの電話番号を教えてくれました。ミレジムとル・カヴォーが無関係なんてよく言えたもんだと思ってしまいましたが、毒を吐くのはこれくらいにしておきましょう。

と歯切れの悪い状態のままではありますが、2回めとなる酒のレビューが229号で出ております。
日本酒の記事
今回は、兵庫の灘、広島の西条という酒処をめぐったレポートと日本酒21本のレビュー。

今回は前回のような高得点のものだけでなく、90点以上が6本という結果でした。

1つ96点という高い評価になったのは姫路の本田商店が作る龍力の大吟醸「秋津」。それも最初に作った1996年のものという超レア日本酒でした。

そのほか90点以上のものを紹介すると
91点
・八海山 特別大吟醸
・龍力 吉川米田 純米大吟醸
・山本本家 祝 純米大吟醸
90点
・佐浦浦霞 純米大吟醸
・龍力 上三草 純米大吟醸

でした。
海外に販路を作りたい日本酒の酒蔵にとってはWine Advocate誌のレビューは品質の1つの担保になりますから、われこそはというところは、「なぜうちのを評価しないのだ」と思うのではなく積極的に評価をお願いするのがいいと思います。

Wine Advocate誌のリサ・ペロッティ・ブラウン編集長は info@wineadvocate.com あてに連絡をほしいと自ら求めています。

英語の問題で、どう連絡したらいいかわからないという酒蔵があったら、私もお手伝いできますので、Facebookでメッセージを送るか、gmailのandymatsubaraあてに連絡いただけたらと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

八海山 大吟醸[720ml 4合瓶][八海醸造]
価格:4579円(税込、送料別) (2017/3/5時点)



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

山本本家‘神聖’松の翠 純米大吟醸720ml
価格:2160円(税込、送料別) (2017/3/5時点)