カリフォルニアでスパークリングワインを作るワイナリーが増えています(Wineries Capitalize on Soaring Sparkling Sales)。

記事によると、ナパとソノマだけで65ものワイナリーがスパークリングワインを作っているとのこと。数年前は12だったそうですから、まさに急増です。ペジュー・プロバンス、デル・ドット、ヴィアンサ、セハ、ケラー・エステート、ローゼンブラム、パッツ&ホールなどが最近始めたワイナリーの例で、かなりの有名どころが含まれています。

スパークリングワインの消費は、過去2年で10%以上伸びているとのこと。ミレニアル世代が、イタリアでプロセッコを食前酒として飲むのを真似ているのがその大きな要因だとか。

また、ソノマのラック&リドルのようにスパークリングワインに特化したカスタムクラッシュ(ワインの製造を請け負う業者)が登場していることも後押ししているようです。前述のワイナリーの大半はそういった業者を使っているものと思われます。ワイナリーはスティル・ワインを作り、それを持ち込むことでスパークリングワインを作ってもらえるそうです。

さらには、シャンパーニュと提携するワイナリーも出てきました。JCB系のブエナビスタは自社ブランドでシャンパーニュを売っていますし、ソノマの人気ワイナリー、ジョーダンもシャンパーニュハウスと提携しました。ワインの種類を増やさないことで知られているジョーダンがシャンパーニュと手を組むというのは興味深い動きだと思います。