ソノマを中心に数多くのワイナリーを所有するジャクソン・ファミリーがサンタ・リタ・ヒルズのブリュワー・クリフトンを買収しました(Exclusive: Jackson Family Wines Purchases Santa Barbara)。金額は明らかになっていません。

買収にはワイナリーのほか自社畑やダイアトムの権利も含まれるとのこと。

ワインメーカーのグレッグ・ブリュワーは今後もワイン造りを担当するとのこと。

すぐに体制に大きな変化が出ることはないと思いますが、今後が気になります。特にここのブドウを使っているシャトー・イガイタカハの漢字シリーズに関しては、今後はジャクソン・ファミリーとの契約になるのでしょうから心配が残ります。

【追記】
シャトー・イガイタカハの杉本さんは、以下のように書いています。
まず一番最初に感じたのは、あの『Jackson Family』がようやく『STA. Rita Hills』の素晴らしさに気付いんたんだな。という事。LOKOYAを筆頭に、彼らの買収により飛躍的に発展したワイナリーも多く、今回の買収は、Greg Brewer、STA Rita Hillsにとって素晴らしい事だと思います。
漢字ワインに関しては、Greg氏から
『I'm really happy and look forward to continuing with our Ch.igai Takaha wines here in the same way that we always have..』
というメッセージを事前にもらっており、なんの心配もしていません。『our Ch.igai Takaha wines』という言葉に全ての意味が込められていると感じています。
ひょっとしたら、Jackson Familyが、侍、園を気に入り、もっと全世界に販売していきたいとなるかも知れません。笑
まぁ、そんな事にはならないと思いますが、Gregと美代子女将と僕の3人が漢字ワインで表現したかったのは『STA. Rita Hills』のぶどうを使った『日本人の舌、感性に合うワイン』を提供するという事であり、この気持ちに変化はありませんし、今回の買収によって影響を受けるものではありません。ご心配なく。
また『Diatom』のワインは僕が輸入する事が決定しており、今、神戸港に向かって太平洋上を進んでいます。6月後半か7月にはリリースできると思います。ご期待下さい。