先日はテメキュラに中国資本が来ている話を書きましたが(中国資本で蘇る? テメキュラ・ヴァレー)、ナパでも中国系のワイナリーが増えているそうです(A Winery Trend Stalling? - Wines & Vines)。

最近、テイスティング・ルームをオープンしたワイナリーは2つ。1つはナパのダウンタウンにアート・ギャラリーとテイスティング・ルームを開いたAcumen Wines。アトラス・ピークで、先日ガロに買収されたステージコーチの隣に畑を持っているそうです。

もう1つはMaxville Lakeワイナリー。ナパの東の方、チリス・ヴァレー(Chiles Valley)にテイスティング・ルームを開きました。

では、このトレンドが続くのかというと、そうでもなさそうです。現在のところ、ナパに投資する中国系のワイナリーは、利益を目的としているよりもライフスタイルのためにワイナリーを購入しているようです。利益目的の投資はどちらかというとフランスに多く、ナパはライフスタイルのための場所と考えられているとか。

過去にはいくつか利益目的の投資もありましたが、それらはあまりうまくいっていないとのことです。

偏見が多分にあるとは思いますが、中国系があまり増えると雰囲気が変わってしまうのではないかと心配になる部分もあります。現在のところはそういう方向に進まさそうで、ちょっとほっとしました。