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柳屋でKistlerのシャルドネVine Hill 2007が10800円(税抜き)と格安で出ています。先日紹介したNoisettierより格上の単一畑もの。Wine-Searcherで調べた平均価格は95ドルなので,Kistlerの国内の価格としてはかなり安いです。

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今年はカリフォルニアは異常に寒いと聞いていましたが,しゃれじゃない状況なようです。(Coastal fog is rotten for grape growers | PressDemocrat.com)。

リンク先の写真をぜひ見ていただきたいのですが,立ち腐れと言っていいのでしょうか,樹についたまま,黒くなってレーズンのようになってしまっています。

実際にはこれはBotrytisによるものだそうですが,ブドウを作っている人たちは「Green Rot」と呼んで恐れている現象だとか。なかなか大変そうです。
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Bonny DoonのRandall Grahmといえばローヌ系品種の開拓者であり,それ以外にも奇抜な言動やユニークな表現で,カリフォルニアワイン界の中でも一番の変わり者といっていい存在だと思います。現在59歳になるその彼が次の挑戦として選んだのは,誰も考えつかないようなプロジェクトでした(Bonny Doon's Randall Grahm ready for next act)。

年々,有機栽培やテロワールの表現といったストイックな方向に力を向けていたRandallですが,今回はブドウの品種そのものを1から作ろうとしています。それも,なんとブドウを種から育てることで,それを実現しようとしているのです。その土地でブドウをかけあわせ,種から育てることで全く新しい品種が生まれると考えています。

これがドン・キホーテ的な無謀な挑戦に終わってしまうのか,それとも誰もが予想しないような成果を生み出すのか,答えが出るまでにはまだ時間がかかりますが,じっくり見守っていきたいと思います。
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Au Bon Climatのイザベルといえば,オーナーのJim Clendenen氏が自分の娘の名前をつけたほど大事にしているワイン。昔は日本では1万円くらいするのが普通でしたが,今回は税抜きで3980円。米国の値段と変わらない安さです。3000円台のワインとしては素晴らしすぎるのではないでしょうか。


オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール イザベル [2007] <赤> <ワイン/カリフォルニア>


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Category: グルメ
Posted by: Andy
カリフォルニア州観光局と,カリフォルニアの農産物を紹介している「Buy California Marketing協会」が共同プロモーションとしてレシピコンテストを開催しています(カリフォルニア農産物を使ったアイデアレシピコンテスト開催決定♪ | レシピブログ)。

前菜部門とメイン部門,デザイン部門がありグランプリの1名はサンフランシスコとナパバレー・ワイントレインを巡る6日間の旅行に招待があります。

このほかベストフード&ワイン賞はカリフォルニアの食材とワイン2本のセット,部門賞はカリフォルニアの食材とワイン1本,オリジナルタンプラーがプレゼントされます。

審査のポイントは「カリフォルニア農産物を活かしたヘルシーお料理」「色合いや見た目がおいしそうなお料理」「ワインが楽しめるお料理」とのこと。ぜひ応募してみてください。

自分も何か考えたいなあと思ってます。
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キャスター宮川俊二のやさいな生活[blog]|野菜の予約販売サイト、野菜マルシェによると,先日東京で行わた石田純一・東尾理子夫妻の披露宴(ではなく青山迎賓館での二次会だそうです)のワインで,Ch. Igai Takahaが使われたようです。

写真のラベルを見る限りではDivine Wishというシリーズのどれか。これはCrushpadで醸造しているピノ・ノワールに付けている名前です。とはいえそれだけでもSanta Lucia HighlandsのDoctor's VineyardにSilacci Vineyard,ソノマのSplit Rockと三つあり,さすがにどれかまではわかりません。なんとなくSplit Rockではないかと思っているのですが,結婚式だと名前にSplitが入るのはどうかという気もするし。きっとそのあたりはそのうちナパさんがコメントしてくれるのではないかと期待しています。

【追記】Vin du 268のページに情報がありました。Split Rockのシャルドネとピノ・ノワールだそうです。

Vin du 268
[2008] シャトー・イガイ・タカハ ディヴァイン・ウィッシュ ピノ・ノワール スプリット・ロック・ヴィンヤード Ch.igai Takaha DIVINE WISH Pinot Noir Split Rock Vineyard
5544円(税込み,送料別)
←クリックで拡大します期間限定のお得な価格で濃厚さの中に飲み飽きさせない美味しさ タイプ 赤 ミディアム 原産地 アメリカ カリフォルニア ソノマ ソノマ・コースト スプリット・ロック・ヴィンヤード (旧名…
Vin du 268
[2008] シャトー・イガイ・タカハ ジュウェル・ウィッシュ シャルドネ スプリット・ロック・ヴィンヤード Ch.igai Takaha JEWEL WISH Chardonnay Split Rock Vineyard
4725円(税込み,送料別)
←クリックで拡大します懐かしのカリフォルニアらしいシャルドネが僅かにエレガント タイプ 白 辛口 コクあり 原産地 アメリカ カリフォルニア ソノマ ソノマ・コースト スプリット・ロック・ヴィンヤード (旧名…
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先日シャトー・イガイ・タカハのビアンコを飲みましたが,これはその醸造元であるPalminaのPinot Grigioです。Igai Takahaのビアンコは半分はこのピノ・グリで半分がトカイ・フリウラーノという構成でした。

柑橘系の酸味がはっきりした味わいのこのワイン,アフターアタックで割と強めの苦味が来ます。酸味と苦味でグレープフルーツ的ではありますが,ソヴィニョン・ブランのような青っぽさとはちょっと違う感じ。全体に癖は少なく,おいしく飲みやすいワインです。

夏向きのワインとしてお勧めです。Igai TakahaのBiancoと比べるとIgai Takahaの方がトロピカルフルーツのフレーバーが強く,酸味はちょっと弱めでバランスの取れた味わい。こちらは酸がくっきりと強く,トロピカルフルーツの味わいはあまりありません。シチュエーションに応じて飲み分けたいワインです。

Vin du 268
[2009] パルミナ ピノ・グリージョ サンタ・バーバラ・カウンティ Palmina Pinot Grigio Santa Barbara County
2457円(税込み,送料別)
←クリックで拡大します。 タイプ 白 原産地 A.V.A カリフォルニア サンタ・バーバラ 葡萄品種 ピノ・グリージョ アルコール度数 12.3%  白いスパイシーな程よい強さのアクセントに白い花の香りが、柑橘系の酸味を…
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その後読んだのはHeidi Peterson Barrett,Stephanie Browne,Merry Edwards,Kimberlee Nicholls,Stephanie Galloの5パート。この中で圧倒的に印象に残ったのがMerry Edwardsでした。

Merry(Meredith) Edwardsは大学(UC Berkeley)を出た後,ワシントン州に移り住みます。そこでいわゆるガレージワイン(フランス的なそれではなく,家で自家消費用のワインを作ること。米国では結構盛んです)を作り始めてワイン作りに興味をもつようになりました。それであらためてUC Davisのワイン醸造の学科に入りなおしました。

まだ1970年代のことで彼女は最初に卒業した3人の女性の一人でした。しかし,就職先を探すのに苦労します。最初は教授が求人案内を女性には見せないというところから始まり,彼女は大学の就職課に抗議してなんとかそれをやめさせます。それでも求人側が女性を希望しないというのがほとんどでした。

結局,Mount Eden,Matanzas Creekを経て夢であった自身のワイナリを作ったのは1997年のこと。苦労人だったのですね。

苦労は仕事だけではなく,二人の息子を持つMerryの二人目の子供は子宮内で発作を起こして生まれてきた重度の身体障害を持っているとのことです。そうでなくても長時間の労働が強いられるワインメーカーにとって,障害を持つ子供を育てることがどれだけ大変だっただろうと思うと,自然に頭が下がります。

Merryのワインがおいしいことはこれまでも知っていましたが,今回初めて彼女の「生き様」にも興味をもつようになりました。これからも応援したい女性の一人です。

Katovino 加藤酒店
"クイーン・オブ・ザ・ピノノワール"の異名を持つメリー・エドワーズが手掛けるワイン。【全国送料無料(但し一部の地域と離島は除く)】メリーエドワーズ ピノノワール ソノマ コースト 2007
7200円(税込み,送料別)
・ヴィンテージ:2007・赤ワイン 750ml・使用品種:ピノノワール・味わい:辛口 ミディアム〜フルボディ・産地呼称:ソノマ ソノマコースト・アルコール度数:14.2%・熟成:フレンチオーク(新樽52%)10ヶ月熟…

Women of the Vine: Inside the World of Women Who Make, Taste, and Enjoy Wine
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2番目の感想はChateau PotelleのMarketta Fourmeauxの話です。前回紹介したAmelia CejaがいうなればAmerican Dreamを実現した話だったのに対し,こちらもまた一時は破産寸前のところからワイナリを立ち上げました。

とはいえ,フランス出身でINAOの審査員でもあり,夫のJean=Noelと三つの会社を経営していたのですから,元々はかなり余裕のある暮らしだったのでしょう。彼女と夫はINAOの依頼で米国ワインの現状を探る密偵として6カ月カリフォルニアに滞在し,結局はミイラ取りがミイラになって自らカリフォルニアでワインを作ることになりました。

しかし,ネゴシアン的なビジネスを狙ったことが大外れし,一時は破産寸前に。そこからなんとか畑を手に入れChateau Potelleを作りました。エレガントなジンファンデルという,フランスはもちろんカリフォルニアにも稀だったジャンルで成功を収めたものの,夫とは離婚という苦い目も味わっています。

本に書かれたのはここまでですが,その後2007年には結局Chateau Potelleを人手に渡すことになり,Marketta Winery & Vineyardsというワイナリを単独オーナーとして立ち上げることになりました。今ではそこでボルドーブレンドの赤とSauvignon Blancを作っています。

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カルトワインブームの立役者だったHelen TurleyやHeidi Peterson Barrett,より最近ではMerry EdwardsやSea Smokeを有名にしたKris Curranなど,今では女性のワインメーカーは珍しくありませんが,20~30年前までは,女性がワイン造りに携わるのは稀でした。

そういう時代から道を切り開いてきた女性たちへのインタビューをまとめたのが「Women of the Vine」という本で,これをベースにしたサイトもあります。

まだ3分の1くらいを読んだところなのですが,一回で紹介するのはもったいないので,何回かに分けて書きたいと思います(単に英語だと読むのが遅いというのもあります)。

ここまで登場したのは
Milla Handley (Handley Cellars)
Kristin Belair (Honig)
Amelia Ceja (Ceja Vineyards)
Andrea Immer Robinson (Master Sommelier)
Gina Gallo (Gallo)
Marketta Fourmeaux (Chateau Potelle)

この中で有名さで言うとGalloの広告塔でもあるGina Galloがダントツでしょうけれども,ストーリーの面白さではAmelia Cejaが一番でした。メキシコ移民の彼女は同じメキシコ移民の夫と初のメキシコ人オーナーであるワイナリを作りました。

彼女は子供の頃から将来の夫となったPedroらとブドウの収穫の手伝いなどをしていたのですが,次のようなエピソードがあったそうです。
We were picking, and I remember tasting a cluster of merlot grapes. I was transformed. Table grapes are so boring because there's not those fabulous flavors that you find in the grapes that are used for wines. I remember a perfectly mature cluster of merlot grapes that I tasted. They were so succulent. I immediately recognized that they were different. If you bit into the seeds, there were bitterness and astringency, but if you just gently pressed it in your mouth, it was the most wonderful, flavorful juice, which I'd never tasted in any other grape. That instant was the epiphany. And the same thing happened to Pedro and Armando, who are now my partners.


ちょっと引用長くなりましたが,これはすごく分かるなあという気がしました。この素晴らしい瞬間の記憶を持つことがおいしいワインを作ることにつながるような。この人の作るワインを飲んでみたいという気になりました。

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