ソノマで「パーカー100点」のワインを輩出しているのがケンダル・ジャクソン・グループのヴェリテ(Vérité)。そこのワイン、しかも100点を取ったものがウメムラに大量に入っています。

ヴェリテについては「Vérité Winery: ボルドー系ソノマ・ワインの雄」で紹介していますが、ソノマのボルドー系(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど)ではピーター・マイケルと並んでトップ・クラス。特にWine Advocate誌では7つのワインが100点と、ナパのトップに並ぶ勢いがあります。

作っているワインは3つ。前述のページから引用すると
La Muse(ラ・ミュゼ)はポムロールを意識し、メルロー中心にカベルネ・フランなどをブレンドしたワイン。La Joie(ラ・ジョワ)はメドック、中でもポーリアックを意識したワインでカベルネ・ソヴィニョン中心でメルローなどをブレンドしています。最後のLe Désir(ル・デジール)はサンテミリオン・タイプのワイン。半分がメルローで残りの大部分がカベルネ・フラン、少量のカベルネ・ソヴィニョンというブレンドです。

2007年はこの3つ全部が100点。2008年はラ・ミュゼとル・デジールが100点と、この2年だけで5本の満点ワインを出しています。ちなみに2008年のラ・ジョワは99点と、ほとんど満点みたいなものです。

ウメムラにはこの、2007年3種、2008年3種がいずれもそろっています。4万円台というのもWine Advocate誌で100点を取ったボルドー系ワインの中では破格と言っても過言ではないほどの安さです。これまで、ヴェリテは本数がほとんど入ってきていなかったので、おそらくこれだけまとめて売られるのは初めてではないでしょうか。

なお、ジョワはフランス語の「喜び」です。全米オープンの錦織選手の活躍を祝うワインとしていかがでしょう。