ブロガーのW. Blake Gray氏が、ソノマのペタルマ・ギャップ(Petaluma Gap)のAVA化進展について記事を書いています(Petaluma Gap AVA Bid Blowing in the Wind | Wine News & Features)。

以前書いた記事(ペタルマ・ギャップがAVA化を目論む)では「実現への道のりは全く見えません」と書きましたがそのときよりも一歩前進という感じでしょうか。近隣にあり、活動開始からAVA認定まで10年以上かかったフォートロス・シービュー(Fort Ross-Seaview)の教訓からか、かなり慎重に進めている感じがします。

ペタルマ・ギャップはソノマ・コーストAVAの南東部分。太平洋から南はカーネロスのあたりにまで広がっています。AVA化を推進するケラー・エステートのAna Keller(参考:Keller Estate: ペタルマ・ギャップの開拓者)によると、この地域を区分する最重要な要素は「風」だといいます。毎日、午後になると秒速18mもの風が吹き荒れるとのこと。これまでAVAで地域の認定を「風」で決めたところはないので、認められれば画期的なことになります。

ただ、現在申請を予定している境界は、Russian River Valleyの一部やマリン郡の一部なども含まれているとのことで、相当やっかいな感じがします。

長い目で見守りたいと思います。