ジョセフ・フェルプス(Joseph Phelps)の創設者でありオーナーだったジョセフ・フェルプスさんがなくなりました。享年87歳だったそうです(Joseph Phelps, Pioneering California Wine Producer, Dies at 87 | News | News & Features | Wine Spectator)。

コロラド州で建築会社を経営した後、ナパで1973年にジョセフ・フェルプス・ワイナリーを立ち上げます。1974年にはボルドータイプのブレンド「インシグニア(Insignia)」を作り始めます。このタイプのワインとしては最初のものであり、オーパス・ワンを5年先んじていました。

このほか、今は売却してしまいましたがローヌ系品種にもいち早く取り組んでいました。

近年ではソノマにフリーストーン(Freestone)を立ち上げ、ピノ・ノワールとシャルドネを作っています。

2005年に息子に後を譲り、引退生活を送っていました。

ロバート・モンダヴィなど創設者名を冠したワイナリーの多くが人手に渡るなか、ここは極めて安定して経営している感があります。

また、インシグニアを筆頭にワインも常に高い評価を受けています。

安らかに