東太平洋の赤道付近の水温が通常よりも上がる状態がエル・ニーニョ。エル・ニーニョが発生しそうという予測は既にこのブログでも報じています(エル・ニーニョ発生は確実、でも雨は…)。それが、非常に強いレベルで2015年の冬から2016年の春にかけて起こりそうなことが分かってきました(Very strong El Niño likely during autumn/winter 2015-2016; significant impacts possible in California)。

エル・ニーニョが起こると一般的にはカリフォルニアでは雨が増え、気温があまり上がらなくなります。近年だと1998年がエル・ニーニョの年として知られています。ワインの品質にとってはエル・ニーニョはマイナスです。

しかし今回は、カリフォルニアを空前の旱魃が襲っている状況であり、エル・ニーニョは水不足を解消するのに役立つのではないかと期待されています。


その目算通りいけばいいのですが、元記事によると、不確定要素が多くてなんとも言えないそうです。